どうも、しかさんです。
オンラインで楽しくジークンドーを学んでいます。
最近、ジークンドーの哲学に興味を持ち、
書籍を探していたところ、
良さそうなものを見つけたので購入しました。
ブルース・リーの実の娘である、
シャノン・リーさん執筆の作品、
「友よ、水になれ」です。
ブルース・リーの一生や哲学、
ジークンドーにこめた思いなど、
熱い魂のこもった書籍でした。
僕の見解になりますが、
学んだ事や感想を記事にしています。
よければお付き合いください。
ジークンドーやブルース・リーに出会ったきっかけ
初めに、
「ジークンドー」やブルース・リーに、
興味を持ったきっかけを書きます。
腰痛がきっかけで、身体を鍛えようと思い、
筋トレを始めました。
腰痛対策と同時に、
自分に自信をつけたい気持ちもあって、
護身術や格闘技、武術に興味が湧きます。
護身術も身に着けておいて損はないかな…
と思い始め、YouTubeを観ていました。
すると、「ジークンドーインストラクター」の
石井東吾先生の動画に出会い、
観ているうちにファンになりました。
2021年12月には、オンラインサロンで、
ジークンドーを学べるオンライン道場を開設。
これを機に、ジークンドーを学び始めました。
もちろん、護身目的です(笑)
2022年の年明けに、オンラインサロン内の動画で、
石井東吾先生の師匠、
ヒロ渡邉先生のお言葉をいただき、
「ジークンドー」の哲学にも興味が湧きました。
そして、この本に出会い、
ブルース・リーという人物について、
深く知っていくことになったわけです。
なので、映画を観たことはないし、
ブルース・リーについて、
全く興味がない状態で読みました。
それでも、彼の人生は素晴らしく、
しっかりとした哲学を持っていて、
どんどん惹かれていったんですよね(笑)
この本を買って読んでみて、
後悔なんて少しもしてないし、
逆に、世に素晴らしい本を出してくれて
感謝しているぐらいです。
ちなみに、僕が習っているのは、
オリジナル派のジークンドーのようです。
2種類あったなんて知りませんでした。
「友よ、水をなれ」から学んだ事
読み終えて、大切な事を学べたところで、
しっかり身に着けていないと意味がありません。
そこで、学んだ事をここにアウトプットしていきます。
本を読んでの、僕なりの考えや見解なので、
あまり気にせず読んでください(笑)
人によっては、また違った感じ方になるので、
人それぞれの考え方でOKだと、僕は思います。
「友よ、水になれ」の意味
水は本質的に、一定の所にとどまらず、
流れていくものです。
たとえ、進む先に障害物が現れても、
障害物をするりとかわして流れていく。
この動きを人生に例えるなら、
どんな困難が現れても、
自分の進むべき道を見失わず、
力をぬいて、柔軟に対応できる。
そんな、自然体のあなたになりなさい、友よ。
といった感じでしょうか。
と、いうより、かなり深い内容なので、
理解が難しい所も多くありました。
これからの人生で、
自分なりに落とし込んで活用したいですね。
柔軟さを持つこと
上記の内容と少しかぶりますが、
何事にも柔軟さが不可欠です。
物事を見る時、僕は客観的に見るように意識しています。
実際は、冷静でいられない時もありますが(笑)
- これは良い、悪いと決めてしまう
- これには、こうすべき
など、固定概念を捨てること。
今までの知識や経験で得たもので、
- 物事を判断してしまわないこと
- 中立の立場で全体を見渡すこと
こうすることで、考え方や視野が広がり、
色々な角度から物事を判断できる。
これも、日頃から意識していないと、
かなり難しいですけどね(汗)
自分というものを理解し、真の自分になる
ここでいう、自分を理解することとは、
「自分探しの旅」的な意味合いではありません。
他の人と接したり、物事に取り組むうえで、
- 自分がどう感じるか、どう感じたか
- 良い気分なら、どうして良い気分になったのか
- 悪い気分なら、なにが気に食わないのか
そんな感じで、自分という魂と対話する。
そうしていけば、自分らしさを表現できるようになり、
やりたい事、やりたくない事の方向性が見えてくる。
そして、地に根を張った自分になれる。
こんな感じですね。
僕は、自分をしっかり表現できる人じゃないし、
ふわふわとしていて、地に足が着いていません。
自分に素直になり、自分らしさを出せるようになりたいです。
色んな人と接したり、関わる
本書では、
「スパーリング」という表現で書かれています。
自分を知る方法として、
様々な人と接してみることが大切です。
どういう事かというと、
相手(対話する人)は自分を映す鏡の役割をするからです。
自分の良いところも、悪いところも、
全て映し出してくれます。
人と関わる事で、少なからず自分を評価されますよね?
その評価が自分を映し出した鏡ということです。
その相手の反応を見て、
自分の良いところを発見できたり、
悪いところを直すきっかけになるわけですね。
また、問題に悩んでいる時、
その鏡が解決策の糸口になるかもしれません。
「問題の中に答えがある」
本書で書かれていた言葉ですが、
ハッ、とさせられた、
感慨深い言葉のひとつです。
自分に限界をつくらない
何かに興味を持ち、探求し続ける。
何かを極めようとして、努力を続ける。
そこに終わり「終着点」を決めてしまうと、
それ以上の成長は見込めなくなってしまいます。
でも、自分に限界をつくらなければ、
さらに上を目指す事だって可能です。
ブルース・リーの生き方を見ていると、
こう思うんですよね。
どれだけ探求しても、努力しても、
終わりが見えないぐらい伸び代がある!
多分、限界を決めない限り、
僕は、人生の最後まで好きな事を
追求し続けることができるでしょう。
それが、バイクに乗る事であったり、
キャンプであったり、武術であったり。
そんな人生にしたいです。
困難に立ち向かう姿勢
これは、僕の考え方の答え合わせのような感じになりました。
まず、
問題や困難に遭遇した時は、
目を背けず、何が起きているのかをしっかり見る。
次に、
基本的に問題を解決するには自分が変わる(動く)しかない。
そして、
勇気を出して行動する。
それが、1ミリほどの小さな距離でも。
1ミリの距離も何百回、何千回と繰り返せば、
時間がかかっても大きく動く事ができる。
僕が現在抱えている、「隣人トラブル」。
これにも当てはまる事柄で、
とても勇気付けられました。
自分を信じて行動し、
必ず解決策があると信じて突き進む。
これからも、不屈の心で挑みたい思っています。
「ジークンドー」はブルース・リーの魂そのもの
一番衝撃的だったのは、これですね。
武術の固有名詞だと思っていた「ジークンドー」。
本書では、
「ブルース・リーの魂の具現化」
と、表現されています。
読み終わった後だからこそ納得できるのですが、
ブルース・リーの哲学や生き方を知らないと、
よくわからないと思います(笑)
この「ジークンドー」を作る際、
武術にも哲学を付与したい
と、ブルース・リーは考えたんです。
だから「ジークンドー」は、
ひとつの流派ではなく、思想。
そう感じました。
ブルース・リー直系のお弟子さん、
ヒロ渡邉先生がおっしゃっていた、
「ジークンドー」は身に降りかかる火の粉を振り払う(護身)だけでなく、武術の思想、哲学を普段の日常生活で使うもの。
と、言われていた意味が理解できました。
このあたりが格闘技とは違っていて、
「ジークンドー」は深いな
と、ますます興味が湧きました。
「友よ、水になれ」を完読した感想
最後に、
この本の全体的な感想を書き留めたいと思います。
僕は、格闘技や武術とは無縁の生活から、
護身術を習う目的で「ジークンドー」に触れました。
その「ジークンドー」に秘められた思いを知りたくて
この本を買ってみたわけですが、
格闘技や武術に興味がなくても、
かなり楽しめる内容です!
むしろ、ブルース・リーの魅力に惹かれ、
もっと知りたくなりました(笑)
確かに、武術を例として
説明されている部分はいくつかありますが、
哲学要素がかなり濃い内容になっています。
ぶっちゃけると、
内容が難しいので半分も理解出来ていません。
でも、人生においてのヒントが沢山詰まっています。
何かにつまずいた時には、この本で学んだ事を思い出し、
より良い方向に向かって進んでいきたいです。
また、ブルース・リーの人生論、哲学だけでなく、
記録だったり、日記だったり、
どんな人生を送ってきたのか、
どんな人物だったのか、
知ることができました。
武術家であり、発明家であり、
努力家であり、哲学者であり、
アクションスターでもある。
でも、一番の収穫は、
「ジークンドー」の哲学について学べた事ですね。
さらに理解が深まった気がします。
これからの稽古に落とし込んでいきたいです。
【まとめ】入門書としても十分楽しめる内容でオススメです!
僕みたいな、知識のない人間でも、
かなり楽しめる内容になっていました。
確かに難しい表現も多く、
理解するのに時間がかかりますが、
実体験や、武術に置き換えた表現もあり、
僕的に楽しく学ぶ事ができました。
ブルース・リーのファンの方はもちろんの事、
哲学が好きな方にも十分オススメできます。
まとめると、
- 武術やブルース・リーを知らなくても楽しめる
- ブルース・リーの哲学、人生、人物像などが学べる
- 武術や日常生活に例える表現も多く、イメージしやすい
- ジークンドーについて理解が深まる
- 内容が濃いので理解が難しいところも多い
- 最終的には自分自身の解釈で落とし込んでいく事が大切
といった感じです。
328ページというボリュームと、
活字な事もあり、少し読むのに疲れました(笑)
しかし、人生において使える哲学ばかりで
めちゃくちゃ勉強になりました。
ジークンドーの稽古だけでなく、
日常でもガンガン使っていきたいです。
気になった方は、是非読んでみてください。
以上、ブルース・リーの哲学が学べる書籍
「友よ、水になれ」の学びと感想記事でした。
何か参考になれば幸いです。
それでは、また別の記事でお会いしましょう。
ごきげんよう!
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