どうも、しかさんです。
郷土料理の「宇和島鯛めし」が食べたくなり、
愛媛県宇和島市にツーリングしてきました。
名勝「天赦園」の観光もしてきたので、
観光編とグルメ編に分けて紹介していきます。
今回は、前編として観光編になります。
結論から言うと、
歴史的な雰囲気を感じられる庭園で、
別の季節にも訪れたくなる観光地でした!
この記事では、
などを書いています。
四国、愛媛の観光地などの参考になれば嬉しいです。
よければお付き合いください。
到着が早かったので「天赦園」へ
今回のツーリングは、
愛媛県宇和島市の郷土料理「鯛めし」
を食べに行く、
グルメツーリングを企画しました。
一般的な鯛めしは、
炊き込みご飯をイメージすると思いますが、
宇和島の鯛めしは、鯛の切り身を生で食べます。
(詳しくは、次回の後編で書きます)
これがめちゃくちゃ美味いんですよ!
この鯛めしのためだけに、
宇和島に来てもいいぐらいです(笑)
後編のグルメ編はこちらからどうぞ!
しかし、到着が予想より早かったので、
お店がまだ開いていない…
そこで、宇和島市内にある観光スポット
「天赦園」へ行ってみることにしました。
![](https://shikasan-tabi.com/wp-content/uploads/2022/11/IMG_3744-1920x1440.jpg)
ちなみに、「てんしゃえん」と読みます。
当初予定だと食事だけでしたが、
こういうツーリングも楽しいですからね。
すぐ近くに食事できる場所もあります。(画像奥の建物)
今回は利用しませんでしたが、
郷土料理や会席料理が楽しめるようです。
「美味美園‐天赦園」の公式サイトを乗せておきます。
気になる方は、こちらからどうぞ!
国指定の名勝「天赦園」
![](https://shikasan-tabi.com/wp-content/uploads/2022/11/IMG_3796-1-1920x1440.jpg)
宇和島藩第7代藩主である伊達宗紀が、
隠居場所として建造した池泉廻遊式庭園です。
国の名勝に指定されています。
実は、今回で2回目の入園になるんですよ(笑)
数年前に、宇和島市のイベントで
観光したのが初めてでした。
「伊達」の名字から、
なんとなく察する方もいるかと思いますが、
有名な戦国武将「伊達政宗」の家系にあたります。
「伊達政宗」と言えば、仙台のイメージですよね?
実は、大阪冬の陣での功績として、
徳川家康から伊予宇和島10万石を与えられています。
その初代藩主が、
伊達政宗の長男である「伊達秀宗」だったんですね。
なので、この愛媛にも伊達家の歴史が残っているわけです。
歴史を詳しく知りたい方は、
ウィキペディアなどを参照してください。
僕も軽く読んでみましたが、
当時の背景などを考えながら読んでいると、
なかなか面白いものですね。
こちらに、「伊達秀宗」の
ウィキペディアのリンクを載せておきます。
よければ読んでみてくださいね。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/伊達秀宗
「天赦園」の中を散策
軽く「天赦園」の紹介も終えたので、
さっそく入園してみましょう。
入園料は、
となっています。
結構細かく値段設定されていて、
個人的に好印象です。
学生さんには嬉しいですね!
入園料を支払うと、
パンフレットとマップ、
それからカワイイ折り紙の「だんじり」を貰いました。
![](https://shikasan-tabi.com/wp-content/uploads/2022/11/IMG_3745-1080x1440.jpg)
マップは手書きの手作り感がある、
愛のこもった案内文が書かれています。
読みにくいですが、写真を載せておきますね。
![](https://shikasan-tabi.com/wp-content/uploads/2022/11/IMG_4230-1080x1440.jpg)
ここからは、いくつかのポイントに分けて
庭園の中を紹介していきます。
入り口付近
受付から入ってすぐのところに、
「かずら石」が並んでいます。
![](https://shikasan-tabi.com/wp-content/uploads/2022/11/IMG_3794-1920x1440.jpg)
国宝追手門の周辺にあった物を移したらしいです。
![](https://shikasan-tabi.com/wp-content/uploads/2022/11/IMG_3793-1920x1440.jpg)
少し歩くと、懐かしの郵便ポスト。
![](https://shikasan-tabi.com/wp-content/uploads/2022/11/IMG_3792-1920x1440.jpg)
この型だけでなく、
植物が絡まっているところもポイント高いです(笑)
そして、園内見取り図の看板。
![](https://shikasan-tabi.com/wp-content/uploads/2022/11/IMG_3746-1920x1440.jpg)
この庭園は、竹と藤棚が多いイメージです。
そういえば、
伊達の家紋にも、竹の絵がありましたね。
あと、この記事を書いていて気づいたんですが、
お手洗い近くに「月見亭」という建物があります。
これは、月見のためだけに建てられた建物みたいです。
なんとも酔狂な(褒め言葉)
うっかり「月見亭」の写真を撮り忘れていました…
なんたる失態!
画像で紹介できず、すみません。
気を取り直して、次のポイントを紹介します。
「茶室」と「春雨亭」付近
まずは、「茶室」から。
藩主の伊達宗紀公が、
実際にお茶を嗜んだとされる建物です。
昭和天皇もここで休憩されたとの事で、
ビックリですよね!
![](https://shikasan-tabi.com/wp-content/uploads/2022/11/IMG_3748-1920x1440.jpg)
![](https://shikasan-tabi.com/wp-content/uploads/2022/11/IMG_3749-1920x1440.jpg)
一応、手続きをすれば、
茶室に入れるみたいでした。
![](https://shikasan-tabi.com/wp-content/uploads/2022/11/IMG_3791-1920x1440.jpg)
建物の周りは、芝生が広がっています。
![](https://shikasan-tabi.com/wp-content/uploads/2022/11/IMG_3747-1920x1440.jpg)
その一画には、古井戸も。
![](https://shikasan-tabi.com/wp-content/uploads/2022/11/IMG_3790-1920x1440.jpg)
石でフタをしているとはいえ、
落ちたら大変です(汗)
次に、池近くにある建物の、
「春雨亭」です。
ここは書屋として使われていたそうです。
![](https://shikasan-tabi.com/wp-content/uploads/2022/11/IMG_3750-1920x1440.jpg)
池のそばで書籍を書くとは、風流ですよね。
池はこんな感じ。
![](https://shikasan-tabi.com/wp-content/uploads/2022/11/IMG_3751-1920x1440.jpg)
向こう側にも渡れます。
そして、この池の鯉の勢いのよさ…
![](https://shikasan-tabi.com/wp-content/uploads/2022/11/IMG_3752-1920x1440.jpg)
エサもないのに強烈なお出迎え(笑)
ちなみに、受付で鯉のエサも販売してました。
今回は買ってないんだ、ごめんね。
「枯川」付近
反時計回りに進み、南に歩いて行きます。
すると、水の流れていない川があります。
これが「枯川」という川です。
![](https://shikasan-tabi.com/wp-content/uploads/2022/11/IMG_3756-1920x1440.jpg)
時の流れを表す川のようです。
ひとつひとつに意味が込められていて、
面白いですねー。
「枯川」の横は、芝生が広がっています。
![](https://shikasan-tabi.com/wp-content/uploads/2022/11/IMG_3754-1920x1440.jpg)
川の近くには、小さな遊歩道があったので、
探索していきましょう。
![](https://shikasan-tabi.com/wp-content/uploads/2022/11/IMG_3784-1920x1440.jpg)
正面から見た「枯川」。
![](https://shikasan-tabi.com/wp-content/uploads/2022/11/IMG_3785-1920x1440.jpg)
ここにも藤棚があります。
![](https://shikasan-tabi.com/wp-content/uploads/2022/11/IMG_3786-1920x1440.jpg)
庭園の外壁側は、
たくさんの竹が目隠しのように生えています。
![](https://shikasan-tabi.com/wp-content/uploads/2022/11/IMG_3788-1920x1440.jpg)
![](https://shikasan-tabi.com/wp-content/uploads/2022/11/IMG_3787-1920x1440.jpg)
「枯川」の一番奥。
![](https://shikasan-tabi.com/wp-content/uploads/2022/11/IMG_3789-1920x1440.jpg)
紅葉もいっぱいあったので、
春は藤を、秋には紅葉を楽しめそうでした。
「東屋」付近
続いて西に進みます。
庭園の南側には、東屋があります。
![](https://shikasan-tabi.com/wp-content/uploads/2022/11/IMG_3757-1920x1440.jpg)
東屋の近くには、天赦園の碑が。
![](https://shikasan-tabi.com/wp-content/uploads/2022/11/IMG_3759-1920x1440.jpg)
![](https://shikasan-tabi.com/wp-content/uploads/2022/11/IMG_3760-1920x1440.jpg)
ここで記念写真を撮ってもいいですね。
僕は1人なので撮りませんでしたが(笑)
東屋の上を見てみると、鐘があります。
![](https://shikasan-tabi.com/wp-content/uploads/2022/11/IMG_3762-1080x1440.jpg)
初めて来た時には気づきませんでしたが、
カワイイ猫ちゃんの絵がありました。
![](https://shikasan-tabi.com/wp-content/uploads/2022/11/IMG_3761-1080x1440.jpg)
「大僖びの鐘」といい、平和を祈る鐘のようです。
![](https://shikasan-tabi.com/wp-content/uploads/2022/11/IMG_3758-1080x1440.jpg)
東屋から西に少し進むと、
珍しい黒竹が生えていました。
![](https://shikasan-tabi.com/wp-content/uploads/2022/11/IMG_3763-1920x1440.jpg)
![](https://shikasan-tabi.com/wp-content/uploads/2022/11/IMG_3764-1080x1440.jpg)
画像では分かりにくいですが、
ちゃんと黒色の竹です。
(手前の細い竹)
そして、ここに「白玉上り藤」があります。
![](https://shikasan-tabi.com/wp-content/uploads/2022/11/IMG_3765-1920x1440.jpg)
案内板には、藤の花が見事に咲いている写真が。
![](https://shikasan-tabi.com/wp-content/uploads/2022/11/IMG_3766-1920x1440.jpg)
ぜひとも、春に咲き乱れる
藤の花を見に来たいですね!
訪れたのは9月中旬でしたので…
庭園西側への通路。
![](https://shikasan-tabi.com/wp-content/uploads/2022/11/IMG_3767-1920x1440.jpg)
その先には、ソテツ山もありました。
![](https://shikasan-tabi.com/wp-content/uploads/2022/11/IMG_3768-1920x1440.jpg)
![](https://shikasan-tabi.com/wp-content/uploads/2022/11/IMG_3769-1920x1440.jpg)
東屋から見えていた、「蓬莱島」。
![](https://shikasan-tabi.com/wp-content/uploads/2022/11/IMG_3770-1920x1440.jpg)
この角度から見るのもいいですね。
「鴨猟場跡」付近
いよいよ、庭園の見学も後半戦です。
ソテツ山の隣には、「三尊石」があり、
極楽浄土の世界を表現している場所があります。
しかし、写真の撮り忘れか、
草などでよく分からなかったためか、
写真を撮っていませんでした。
すみません(汗)
池の側はこんな感じ。
![](https://shikasan-tabi.com/wp-content/uploads/2022/11/IMG_3771-1920x1440.jpg)
このあたりから見た、「白玉上り藤」。
![](https://shikasan-tabi.com/wp-content/uploads/2022/11/IMG_3772-1920x1440.jpg)
その先には、小さな橋があります。
![](https://shikasan-tabi.com/wp-content/uploads/2022/11/IMG_3773-1920x1440.jpg)
ここで意図的に水を止めているように見えました。
![](https://shikasan-tabi.com/wp-content/uploads/2022/11/IMG_3774-1920x1440.jpg)
ここは、「鴨猟場跡」で、
昔は海に繋がっていたようです。
そのため、入って鴨を獲って食べていたとのこと。
なるほどなぁ〜
と思いました。
「鴨猟場跡」から見た池の景色。
![](https://shikasan-tabi.com/wp-content/uploads/2022/11/IMG_3775-1920x1440.jpg)
すぐ近くには、「蘇方竹」が。
![](https://shikasan-tabi.com/wp-content/uploads/2022/11/IMG_3776-1920x1440.jpg)
見た目が鮮やかな竹です。
竹の種類だけでもたくさん見ることができるので、
かなり楽しめると思います。
「春雨亭」手前付近
最後は、庭園北側。
東に進み、入り口方面の
「春雨亭」付近に戻っていきます。
さっき見た「蘇方竹」の近くに、
「淡竹」があります。
![](https://shikasan-tabi.com/wp-content/uploads/2022/11/IMG_3777-1920x1440.jpg)
読み方は「はちく」ですが、
「破竹の勢い」の「はちく」とは違うみたいです(笑)
その先には、熊笹と苔山。
ひっそりと守護石もありました。
![](https://shikasan-tabi.com/wp-content/uploads/2022/11/IMG_3778-1920x1440.jpg)
入って来た時には、遠くからしか見なかった「春雨亭」。
![](https://shikasan-tabi.com/wp-content/uploads/2022/11/IMG_3779-1920x1440.jpg)
近くで見ると、小さいながらも立派な建物です。
池の方にも行ける道もあります。
…シャレじゃないですよ(笑)
![](https://shikasan-tabi.com/wp-content/uploads/2022/11/IMG_3780-1920x1440.jpg)
別角度から見た「春雨亭」。
![](https://shikasan-tabi.com/wp-content/uploads/2022/11/IMG_3781-1920x1440.jpg)
![](https://shikasan-tabi.com/wp-content/uploads/2022/11/IMG_3782-1920x1440.jpg)
ここでの書き物は、さぞ捗るでしょうね!
帰りに受付付近で見つけたカエル。
![](https://shikasan-tabi.com/wp-content/uploads/2022/11/IMG_3795-1080x1440.jpg)
帰りの安全を願うカエルさんでした。
小さい庭園なので、
歩くだけならあっという間に一周してしまいます。
ですが、案内マップなどを見ながら、
ゆっくり歴史や意味を感じながら見学すると、
とても有意義な時間になりますよ。
時期的に人が少なく、
ゆっくり見て回れたのもよかったです。
次に来る時は、藤の花を見物したいですね!
「天赦園」のアクセスや入場料など
住所 | 〒798-0065 愛媛県宇和島市天赦公園1 |
電話番号 | 0895-22-0056 |
営業時間 | 8:30~17:00(4月~6月) 8:30~16:30(7月~3月) |
入園料 | 大人500円 高校生・高齢者(65歳以上)300円 中学生200円 小学生100円 団体(20名以上)400円 |
休業日 | 12月第2月曜日~2月末期間の月曜日(祝日の場合は翌日) 年末年始(12/28~1/1) |
駐車場 | 30台(無料) |
アクセス | JR宇和島駅からバスで約10分 西予宇和ICから車で約30分 |
公式ホームページ
http://wwwb.pikara.ne.jp/off-date/garden.html
【まとめ】四季折々の景色も楽しめる大名庭園です!
広さ的には小さな庭園ですが、
ひとつひとつに意味が込められていて、
とても見応えのある観光スポットでした。
藤の花や紅葉も楽しめるので、
色々な季節に訪れるのも良いですね。
様々な竹や植物も見られるので、
庭園内をじっくり見て回ってみてください。
まとめると、
- 宇和島藩第7代藩主の伊達宗紀が建造した庭園
- 国の名勝に指定されている
- 藤棚や竹などの植物が多数
- 茶室や書屋などの建物も見学できる
- 特に「白玉上り藤」は見応えアリ
- 歴史を感じられる日本庭園に癒される
- 個人的に池の鯉が印象的だった(笑)
- 季節ごとに違う顔が見られることもポイント
といった感じです。
宇和島市内にあるので、
観光しやすいのも利点ですね。
伊予宇和島の伊達家の歴史にも
触れてみてはいかがでしょうか?
以上、愛媛県宇和島市ツーリング観光編、
名勝「天赦園」の紹介記事でした。
何か参考になれば幸いです。
それでは、また別の記事でお会いしましょう。
ごきげんよう!
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