どうも、しかさんです。
長編になった和歌山隊との四国ツーリング。
五色台では早めの解散になりましたが、
事前の下見では
「瀬戸内海歴史民俗資料館」にも行って、
香川県の歴史について見学をしていました。
今回のツーリングでは行かなかったので、
番外編として紹介します。
結論から言うと、
有料級の情報量なのに入館料無料の資料館!
屋上展望台からの景色も必見!
この記事では、
などを書いています。
香川県のツーリングスポットや、
観光場所の参考になれば嬉しいです。
よければお付き合いください。
前回の記事、
香川ツーリング後編記事はこちらからどうぞ!
「大崎山園地」の向かい側にある「瀬戸内海歴史民俗資料館」
五色台では、
展望台からの景色をメインに楽しんできましたが、
他にも無料で入館できる資料館もあります。
さらに、建物の屋上には展望台もあるみたいです。
こちらの展望台も気になったので、
下見をした時に寄ってみました。
1973年に建てられ、
日本建築学会賞を受賞したり、
公共建築百選に選ばれたり、
展示物をリニューアルしたりしながら
今も運営されている資料館です。
「瀬戸内海歴史民俗資料館」では、
国の重要有形民俗文化財に指定された
などが展示されていて、
香川県だけでなく、
周辺の文化や暮らしについて学ぶことができます。
駐車場周辺
敷地内に入ると、砂利道に変わります。
駐車場はコンクリートではなく、
砂利の敷かれた場所に停めるようになるので、
バイクの駐車は気をつけてください。
駐車場は広めです。
資料館の外見は独特のデザイン。
海賊の城をイメージした造りにしているとのこと。
駐車場から資料館に向かうまでには、
さまざまなモニュメントがありました。
こちらは灯台のモニュメント、「歴民の灯台」。
高松港にあった、旧灯台のモニュメントです。
赤、白の灯台があったんですね。
しかもこのモニュメント、
実際に稼働していた灯台の頭の部分を
このモニュメントに使用しています。
続いて、「金比羅燈籠」。
船持たちが奉納したとされるものです。
香川県の金比羅さんは有名ですが、
海の神様だったんですね!
こちらは入り口付近にあった、
船の道具らしきもの。
かなりデカいので、重量も凄そう…(笑)
入り口付近からでも、
瀬戸内海の景色を眺められます。
そして、こちらが館内の入り口。
無料で見られるので、
じっくり見学させていただきましょう!
館内を見学
館内に入ると、
事務所がありましたが、
無料なのでそのままスルーして展示物へ。
本当に無料なのか不安だったので、
少しドキドキしながら通過しました(笑)
展示室までの通路にも展示物があります。
イワシ漁をしていた漁船。
これは、愛媛県の双海町のものらしいです。
こちらは古い魚群探知機。
戦後のもので、現在のNEC製。
ナウマンゾウの化石もありました。
ナウマンゾウの牙と骨の化石です。
去年訪れた、三豊市詫間町の「紫雲出山」で見た
「紫雲出山遺跡」を思い出しますねぇ。
「紫雲出山」の過去記事はこちらから。
それでは、各展示室でみたものについて、
軽く紹介していきます。
瀬戸内海の文化
まずは、海についての展示物について
紹介していきます。
展示室は、
第1展示室〜第4展示室まで。
印象に残っているのは、
第1展示室の大きな漁船たち。
何隻もの漁船が展示されており、
その光景に圧倒されます(笑)
壁側にも漁船が。
漁師道具がところせましと展示されていました。
こちらは珍しい貝や甲羅など、
海の生き物を使った魔除けです。
知らない文化を知るというのは面白いもんですね。
海女さんについての展示もありました。
漁は魚だけではないですからね。
こちらは、うなぎ漁に使われた道具。
うなぎは好物なので、
これを見てうなぎが食べたくなりました(笑)
大きな骨の展示もありました。
これはシャチとかの骨なんかなぁ…
書いてなかったので、
何の生き物かは分かりませんでした。
(見つけられなかっただけの可能大)
あと、個人的にカッコいいと思ったものがこちら。
自転車のサイドカー(笑)
これに乗って魚などを運搬していたんでしょうね。
最後に、感心した展示物を。
昔の造船技師を展示している場所です。
この板は一枚板に見えますが、
じつは、板と板を釘を使わず組み合わせています。
この技術、すごくないですか?
昔の方の技術力には脱帽です。
香川の山里の文化
お次は、山里についての
展示物を見ていきましょう。
展示室は、
第5展示室〜第8展示室まで。
まずは、負子(おいこ)と呼ばれる、
背中に荷物を背負って運搬していた人の展示です。
この展示室には、
さまざまな負子の道具が展示されています。
なかでも、背中に荷物を背負うための道具は、
香川だけでなく、四国内、九州、中国地方まで、
さまざまな地方のものが展示していました。
各県ごとに色々と特色が出ていて楽しめます。
展示室もいよいよ後半戦、
こちらは船ランプ。
アンティーク感があってオシャレ!
船で使われていたんでしょうが、
普段でも使われてそうですよね?
小さな体験コーナーもありました。
船の舵や、号鐘(ごうしょう)などがあります。
号鐘は車でいうところのクラクションの役割。
船の衝突防止に鐘を鳴らしていたそうです。
こちらは、塩をつくるための設備。
「入浜塩田(いりはまえんでん)」です。
自然の力を利用して、
海水の塩分濃度を上げて
釜で煮詰めて作っていたんですって。
昔の人の知恵には驚かされます。
塩だけではなく、砂糖をつくる設備も。
これを人力で回して
サトウキビから汁を絞っていたんでしょうか?
もしくは水車を動力としていたんでしょうか?
色々考えてしまいますね(笑)
生き物についての展示もありました。
四国には、
が生息していたようです。
イノシシとサル、ハクビシンは割とよく見ますが、
ヌートリアは初めて知りました。
今でもいるんでしょうかね?
こちらは、香川らしい文化。
「雨乞いの祠」とよばれるものです。
香川は雨が少なく、
干害が頻繁に起こっていたんですね。
晴れは好きですが、水不足は死活問題…
昔の人は苦労したんでしょう。
最後はお米を精米するための道具など。
現代でも、家によっては
倉庫などに道具が残っているところも
ありそうですね。
香川のお祭りなど
最後の展示物は、テーマ別の展示です。
展示室は、
第9展示室〜第10展示室まで。
お祭りや神事についての展示みたいでしたので、
第8展示室にあった、
お祭りの展示物と一緒に紹介します。
こちらは、
「屋島大宮八幡神社のお船」。
正面から見ると船ですが、
横から見ると人の足が(笑)
船型の獅子舞といった感じでしょうか。
1枚目の画像の奥にあるのは、
獅子舞っぽいですよね。
こっちはよくある「だんじり」。
お祭りといえばこれ!
って感じがします。
最後は、詫間町の神事に使われたものらしい道具。
内容はよく覚えていなくてすみません(汗)
見た目、すごく神聖な感じがしますよね!
この展示室(第8、9展示室)は、
年に数回展示物が変わるみたいなので、
時期をずらして行ってみると
新しい発見があるかもしれませんよ。
屋上にある展望台へ
展示物をゆっくり見て回った後、
お楽しみの展望台へ行ってみました。
一度外に出て、階段を登っていった先の
屋上に展望台があります。
こちらが展望台。
真ん中に台が設置されていました。
海側の3方向には、
各景色ごとに見える山や建物の説明があります。
高松市方面。
瀬戸大橋方面。
直島、小豆島方面。
いい眺めですね。
見える場所の説明があるのはホントありがたい。
中央にある台に登ってみました。
大崎山園地の展望台も絶景でしたが、
こちらの展望台の方が
より視界がひらけていて眺めが良いですね!
展示物と景色も楽しめて、
これで無料はすごい施設です(笑)
五色台へお越しの際は、
ぜひ寄ってみることをオススメします。
最後の最後におまけのオフショットを紹介。
展望台から降りて、帰る時に発見した自販機。
横に古い年季の入った郵便ポストがあったので撮影。
どこかから寄贈されたんでしょうかね?
このレトロ感がたまりません。
どうでもいいけど、
自販機にコカコーラが入ってないのに
違和感がありました(笑)
客層的にコーラは売れなかったのかなぁ。
と、余計なことも書きましたが、
いい施設で十分楽しめました。
瀬戸内海歴史民俗資料館のアクセスや利用案内など
住所 | 〒761-8001 香川県高松市亀水町1412−2 |
電話番号 | 087-881-4707 |
開園時間 | 9:00~17:00(入館は16:30まで) |
休館日 | 月曜日(月曜日が休日の場合は原則として翌火曜日) 年末年始 |
入館料 | 無料 |
駐車場 | あり(無料) 普通車30台(大型バス可) |
アクセス | JR高松駅から車で約25分 JR坂出駅から車で約30分 高松自動車道、高松檀紙ICより車で約30分 瀬戸中央自動車道、坂出北ICより車で約30分 高松自動車道、坂出ICより車で約35分 |
公式ホームページ
https://www.pref.kagawa.lg.jp/kmuseum/setorekishi/index.html
【まとめ】有料級の資料が閲覧できて展望台からの景色も楽しめる!五色台の観光には外せないスポットのひとつです!
今回は五色台ツーリングの番外編として、
下見で訪れていた
「瀬戸内海歴史民俗資料館」について
記事を書かせてもらいました。
海が近いこともあり、
瀬戸内海の海に関する資料が
たくさん展示されています。
海だけでなく山についての文化や
郷土や祭りなども展示されているので、
色んな角度から香川周辺の歴史を勉強できます。
また、展望台からの景色は絶景!
木々がなく、視界を邪魔するものがないので、
他の展望台より瀬戸内海の景色を楽しめます。
これで無料は素晴らしいですね!
まとめると、
- 1973年に建てられ、日本建築学会賞を受賞、公共建築百選にも選ばれた資料館
- 驚きの入館料、駐車料金は無料
- 香川周辺の文化、歴史について学ぶことができる
- 屋上には展望台もアリ
- 展示物はかなりのボリューム、見応えアリ
- 五色台観光には、ぜひ訪れてもらいたい場所
といった感じです。
本当に無料でいいのか?
と、不安になるぐらいの
素晴らしい資料館ですので、
ぜひ一度見学してみてください!
以上、ツーリングレポート
和歌山からのオフ車仲間と共に
四国ツーリング番外編、
香川県五色台にある
「瀬戸内海歴史民俗資料館」の紹介記事でした。
何か参考になれば幸いです。
それでは、また別の記事でお会いしましょう。
ごきげんよう!
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