どうも、しかさんです。
郷土料理の「宇和島鯛めし」が食べたくなり、
愛媛県宇和島市にツーリングしてきました。
名勝「天赦園」の観光もしてきたので、
観光編とグルメ編に分けて紹介していきます。
今回は、前編として観光編になります。
結論から言うと、
歴史的な雰囲気を感じられる庭園で、
別の季節にも訪れたくなる観光地でした!
この記事では、
などを書いています。
四国、愛媛の観光地などの参考になれば嬉しいです。
よければお付き合いください。
到着が早かったので「天赦園」へ
今回のツーリングは、
愛媛県宇和島市の郷土料理「鯛めし」
を食べに行く、
グルメツーリングを企画しました。
一般的な鯛めしは、
炊き込みご飯をイメージすると思いますが、
宇和島の鯛めしは、鯛の切り身を生で食べます。
(詳しくは、次回の後編で書きます)
これがめちゃくちゃ美味いんですよ!
この鯛めしのためだけに、
宇和島に来てもいいぐらいです(笑)
後編のグルメ編はこちらからどうぞ!
しかし、到着が予想より早かったので、
お店がまだ開いていない…
そこで、宇和島市内にある観光スポット
「天赦園」へ行ってみることにしました。
ちなみに、「てんしゃえん」と読みます。
当初予定だと食事だけでしたが、
こういうツーリングも楽しいですからね。
すぐ近くに食事できる場所もあります。(画像奥の建物)
今回は利用しませんでしたが、
郷土料理や会席料理が楽しめるようです。
「美味美園‐天赦園」の公式サイトを乗せておきます。
気になる方は、こちらからどうぞ!
国指定の名勝「天赦園」
宇和島藩第7代藩主である伊達宗紀が、
隠居場所として建造した池泉廻遊式庭園です。
国の名勝に指定されています。
実は、今回で2回目の入園になるんですよ(笑)
数年前に、宇和島市のイベントで
観光したのが初めてでした。
「伊達」の名字から、
なんとなく察する方もいるかと思いますが、
有名な戦国武将「伊達政宗」の家系にあたります。
「伊達政宗」と言えば、仙台のイメージですよね?
実は、大阪冬の陣での功績として、
徳川家康から伊予宇和島10万石を与えられています。
その初代藩主が、
伊達政宗の長男である「伊達秀宗」だったんですね。
なので、この愛媛にも伊達家の歴史が残っているわけです。
歴史を詳しく知りたい方は、
ウィキペディアなどを参照してください。
僕も軽く読んでみましたが、
当時の背景などを考えながら読んでいると、
なかなか面白いものですね。
こちらに、「伊達秀宗」の
ウィキペディアのリンクを載せておきます。
よければ読んでみてくださいね。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/伊達秀宗
「天赦園」の中を散策
軽く「天赦園」の紹介も終えたので、
さっそく入園してみましょう。
入園料は、
となっています。
結構細かく値段設定されていて、
個人的に好印象です。
学生さんには嬉しいですね!
入園料を支払うと、
パンフレットとマップ、
それからカワイイ折り紙の「だんじり」を貰いました。
マップは手書きの手作り感がある、
愛のこもった案内文が書かれています。
読みにくいですが、写真を載せておきますね。
ここからは、いくつかのポイントに分けて
庭園の中を紹介していきます。
入り口付近
受付から入ってすぐのところに、
「かずら石」が並んでいます。
国宝追手門の周辺にあった物を移したらしいです。
少し歩くと、懐かしの郵便ポスト。
この型だけでなく、
植物が絡まっているところもポイント高いです(笑)
そして、園内見取り図の看板。
この庭園は、竹と藤棚が多いイメージです。
そういえば、
伊達の家紋にも、竹の絵がありましたね。
あと、この記事を書いていて気づいたんですが、
お手洗い近くに「月見亭」という建物があります。
これは、月見のためだけに建てられた建物みたいです。
なんとも酔狂な(褒め言葉)
うっかり「月見亭」の写真を撮り忘れていました…
なんたる失態!
画像で紹介できず、すみません。
気を取り直して、次のポイントを紹介します。
「茶室」と「春雨亭」付近
まずは、「茶室」から。
藩主の伊達宗紀公が、
実際にお茶を嗜んだとされる建物です。
昭和天皇もここで休憩されたとの事で、
ビックリですよね!
一応、手続きをすれば、
茶室に入れるみたいでした。
建物の周りは、芝生が広がっています。
その一画には、古井戸も。
石でフタをしているとはいえ、
落ちたら大変です(汗)
次に、池近くにある建物の、
「春雨亭」です。
ここは書屋として使われていたそうです。
池のそばで書籍を書くとは、風流ですよね。
池はこんな感じ。
向こう側にも渡れます。
そして、この池の鯉の勢いのよさ…
エサもないのに強烈なお出迎え(笑)
ちなみに、受付で鯉のエサも販売してました。
今回は買ってないんだ、ごめんね。
「枯川」付近
反時計回りに進み、南に歩いて行きます。
すると、水の流れていない川があります。
これが「枯川」という川です。
時の流れを表す川のようです。
ひとつひとつに意味が込められていて、
面白いですねー。
「枯川」の横は、芝生が広がっています。
川の近くには、小さな遊歩道があったので、
探索していきましょう。
正面から見た「枯川」。
ここにも藤棚があります。
庭園の外壁側は、
たくさんの竹が目隠しのように生えています。
「枯川」の一番奥。
紅葉もいっぱいあったので、
春は藤を、秋には紅葉を楽しめそうでした。
「東屋」付近
続いて西に進みます。
庭園の南側には、東屋があります。
東屋の近くには、天赦園の碑が。
ここで記念写真を撮ってもいいですね。
僕は1人なので撮りませんでしたが(笑)
東屋の上を見てみると、鐘があります。
初めて来た時には気づきませんでしたが、
カワイイ猫ちゃんの絵がありました。
「大僖びの鐘」といい、平和を祈る鐘のようです。
東屋から西に少し進むと、
珍しい黒竹が生えていました。
画像では分かりにくいですが、
ちゃんと黒色の竹です。
(手前の細い竹)
そして、ここに「白玉上り藤」があります。
案内板には、藤の花が見事に咲いている写真が。
ぜひとも、春に咲き乱れる
藤の花を見に来たいですね!
訪れたのは9月中旬でしたので…
庭園西側への通路。
その先には、ソテツ山もありました。
東屋から見えていた、「蓬莱島」。
この角度から見るのもいいですね。
「鴨猟場跡」付近
いよいよ、庭園の見学も後半戦です。
ソテツ山の隣には、「三尊石」があり、
極楽浄土の世界を表現している場所があります。
しかし、写真の撮り忘れか、
草などでよく分からなかったためか、
写真を撮っていませんでした。
すみません(汗)
池の側はこんな感じ。
このあたりから見た、「白玉上り藤」。
その先には、小さな橋があります。
ここで意図的に水を止めているように見えました。
ここは、「鴨猟場跡」で、
昔は海に繋がっていたようです。
そのため、入って鴨を獲って食べていたとのこと。
なるほどなぁ〜
と思いました。
「鴨猟場跡」から見た池の景色。
すぐ近くには、「蘇方竹」が。
見た目が鮮やかな竹です。
竹の種類だけでもたくさん見ることができるので、
かなり楽しめると思います。
「春雨亭」手前付近
最後は、庭園北側。
東に進み、入り口方面の
「春雨亭」付近に戻っていきます。
さっき見た「蘇方竹」の近くに、
「淡竹」があります。
読み方は「はちく」ですが、
「破竹の勢い」の「はちく」とは違うみたいです(笑)
その先には、熊笹と苔山。
ひっそりと守護石もありました。
入って来た時には、遠くからしか見なかった「春雨亭」。
近くで見ると、小さいながらも立派な建物です。
池の方にも行ける道もあります。
…シャレじゃないですよ(笑)
別角度から見た「春雨亭」。
ここでの書き物は、さぞ捗るでしょうね!
帰りに受付付近で見つけたカエル。
帰りの安全を願うカエルさんでした。
小さい庭園なので、
歩くだけならあっという間に一周してしまいます。
ですが、案内マップなどを見ながら、
ゆっくり歴史や意味を感じながら見学すると、
とても有意義な時間になりますよ。
時期的に人が少なく、
ゆっくり見て回れたのもよかったです。
次に来る時は、藤の花を見物したいですね!
「天赦園」のアクセスや入場料など
住所 | 〒798-0065 愛媛県宇和島市天赦公園1 |
電話番号 | 0895-22-0056 |
営業時間 | 8:30~17:00(4月~6月) 8:30~16:30(7月~3月) |
入園料 | 大人500円 高校生・高齢者(65歳以上)300円 中学生200円 小学生100円 団体(20名以上)400円 |
休業日 | 12月第2月曜日~2月末期間の月曜日(祝日の場合は翌日) 年末年始(12/28~1/1) |
駐車場 | 30台(無料) |
アクセス | JR宇和島駅からバスで約10分 西予宇和ICから車で約30分 |
公式ホームページ
http://wwwb.pikara.ne.jp/off-date/garden.html
【まとめ】四季折々の景色も楽しめる大名庭園です!
広さ的には小さな庭園ですが、
ひとつひとつに意味が込められていて、
とても見応えのある観光スポットでした。
藤の花や紅葉も楽しめるので、
色々な季節に訪れるのも良いですね。
様々な竹や植物も見られるので、
庭園内をじっくり見て回ってみてください。
まとめると、
- 宇和島藩第7代藩主の伊達宗紀が建造した庭園
- 国の名勝に指定されている
- 藤棚や竹などの植物が多数
- 茶室や書屋などの建物も見学できる
- 特に「白玉上り藤」は見応えアリ
- 歴史を感じられる日本庭園に癒される
- 個人的に池の鯉が印象的だった(笑)
- 季節ごとに違う顔が見られることもポイント
といった感じです。
宇和島市内にあるので、
観光しやすいのも利点ですね。
伊予宇和島の伊達家の歴史にも
触れてみてはいかがでしょうか?
以上、愛媛県宇和島市ツーリング観光編、
名勝「天赦園」の紹介記事でした。
何か参考になれば幸いです。
それでは、また別の記事でお会いしましょう。
ごきげんよう!
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